「キハダ」って知ってますか?
我が家には「キハダ」と言う薬用樹があります。
30年ほど前に私の父が奈良から来た苗木屋さんに勧められて5・60本ほど茶畑跡地と空地に植えました。
この「キハダ」の木は陀羅尼助や御嶽百草丸という国産伝統薬の主成分になるのだと。
きっと一儲けできると思ったのでしょう(笑)
その父も22年前に他界し「キハダ」の木は伸び放題でした。
そんな中、昨年に薬木店を営む奈良県桜井市の和漢生薬福田商店さんから連絡が入り出荷することになりました。
この「キハダ」の木は伐採して表皮をめぐりその中の厚さ1センチの中皮が生薬になります。
水分が多くないと皮がめくりにくく梅雨時期の作業だそうです。
写真にあるように黄色い皮です。
一つ一つ手作業で凄い手間仕事でした。
僕が作業を見に行った日には、奈良県森林技術センターの方がこの薬木の検体採取で来られてました。
なんでも杉桧に変わる植樹の研究だそうで杉桧よりサイクルが速く、生薬であり産業となり花粉対策にもつながる素晴らしい計画です。
私ところの作業は来年に続きそうです。
利益になるかと言えばキハダの中皮を乾燥させた重量によるので皆目検討がつきません。
作業手間を考えたらお小遣いにもならないかも(爆笑)
スタッフ 西浦